SUBJECT 切粉のハケ
切削加工と切粉の発生は、切っても切り離せない非常に重要なテーマの一つです。大物部品加工の場合、特に粗加工において、加工時間を短縮するために加工を行う際の切り込み量が大きくなります。
加工の切り込み量が大きいと、切粉が切れにくく長くつながってしまったり、またネジ切加工時に発生する、長く巻きつく切粉の発生など、切粉が起因し、キズなど様々なトラブルの原因となります。
SOLUTION 切粉のハケのポイント
大物部品加工において切粉に起因するトラブルを回避する方法として、次のようなポイントが挙げられます。
1.刃物のチップブレーカー形状として最適なものを選定し、切粉が切れやすくすること
2.スローアウェイバイトやエンドミルの切粉ポケットの最適なものを選定、切粉の排出性を良くすること
3.適宜切粉のかき出しを行い、切削部分に切粉が残らないようにすること。